がん治療の主な種類と治療費について

がん治療の主な種類と治療費について

がん治療の主な種類と治療費について

日本でがんの治療方法として病院で受けられるのは、基本的には次の3つです

  • 外科手術・・・がん細胞を切り取り体内から取り除く
  • 化学療法(抗がん剤治療)・・・薬剤を注射(点滴)や内服し、がん細胞の増殖を阻止する
  • 放射線治療・・・体の外側・内側から放射線を照射し、がん細胞にダメージを与え減少させる

日本全国の病院で行われ健康保険が適用される一般的な治療で、がんのある場所や種類によって組み合わされることもあります。
しかしどれも体内のがん細胞を攻撃する方法なため、体の痛みや副作用があります。

 

化学療法とは

点滴

体内細胞のDNAに作用する抗がん剤は、DNA構造を異常にすることで、分裂能力が高いがん細胞の複製を邪魔するよう働く薬品です。
抗がん剤を投与すると、がん細胞よりも頻繁に分裂する髪の毛の毛根細胞・血液やリンパ球を作る造血細胞・消化器官や粘膜の細胞なども、抗がん剤の効果で細胞分裂が止まってしまいいます。
そのため、脱毛・貧血・吐き気や免疫機能が低下することでの感染症といった副作用があらわれます。

 

がん治療=髪が抜けるというイメージがありますが、体細胞はがん細胞とは違って一時的に細胞分裂を停止しているだけで細胞すべては死んでいないため、抗がん剤治療をやめて2~3ヶ月すれば、また髪の毛は生えてきて貧血もおさまります。

 

放射線治療とは

2本あるDNAを両方とも破壊してしまうと修復ができなくなる原理を利用したのが、がん組織に放射線を照射する治療方法です。
普通の放射線は体の表面にしか強いエネルギーを与えられませんが、陽粒子線や重粒子線という放射線ではダメージを与える部分の深さを調整できるため、体内深くのがん細胞も破壊できます。

 

しかし重粒子線をつくるには大きな加速器設備が必要なため、医療費が300万円程度かかる「高度先進医療」となります。副作用と体への負担は少ないため、手術の難しいがんや転移しない固形がんにはとても有効だと言われています。

 

がん治療に必要な医療費(入院・通院費用)について

がんの治療費は種類(部類)が違っても、料金は大きく変わりません。
しかし、早期がんと進行がんとでは医療費の総額に大きく違いが出てきます。

 

がんの治療には健康保険の扶助をうけられますが、先進医療をする場合や抗がん剤の種類・リハビリ内容によっては保険適用外なため、自己負担で支払うこととなります。
さらに、治療にかかる日数がかかるほど出費は増えていくのです。

 

例:早期の胃がん・・・内視鏡での患部切除の場合、日帰り手術ができることもある。入院が必要な場合でも、一般的な手術に比べて半分以下の入院日数ですむため費用は安くなる。

 

また、実際にがん治療が必要になるまで気づきにくい費用として、差額ベッド代やお見舞いに来る家族の交通費(ガソリン代含む)・付き添いの親族への謝礼・かつら代等があります。

 

入院の必要ながんの平均治療費(3割負担)・・・25~30万円

公的医療保険の高額療養費制度利用の場合・・・月に9万円負担目安

 

最近のがん治療は、1度の手術で治すというよりもその後に重点が置かれているので、術後の通院に時間もお金もかかるようになりました。

 

手術に必要な入院自体は20日程度でも、処方薬を飲みながらの抗がん剤治療や予後検査に数ヶ月から何年も、医師の指示があるまで通院し続けなくてはいけません。
その間は仕事はもちろん日常生活での行動も制限されてしまい、自分にとっても家族にとっても精神的なストレスとなります。
進行がんの場合は再発と転移のリスクも高まることから、早期ステージで発見することが大切です。

 


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